2012年6月30日土曜日

Perl Begginers #3に参加してきました。


2012/6/29 19:00~21:00 Perl Begginers #3に参加してきました。
Perl Begginersの参加は前回に続いて2回目となります。

◯ATNDはこちら
http://atnd.org/events/28810

◯Togetter(@xtetsujiさん、ありがとうございます!)
http://togetter.com/li/329315

まず、セッション内容とは全く関係ないのですが、今回はノートPCなしでiPod touch(ATOK Pad装備) + Bluetoothキーボード(8,000円くらいだったと思う)というセットで、勉強会のメモに挑みました。
理由は、ノートPC(とはいってもネットブックだから1kgちょいなんだけど)が重たくて持ち歩きたくなかったから。

これはすばらしく効率がよかったです。いい買い物をしました。
難点は、一緒にTwitterはできません。
わからない言葉が出てきた時にググろうとするのも大変です。

それでも、ハンズオンでない限りPC持って勉強会に行く事はないかなー、と思いました。
では、肝心のセッション内容へ。


◯ビギナーズセッション
@studio3104_com さん


_人人 人人人人_
>  突然のFlentd  <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ 


に会場騒然。

6月号のSoftwareDesign読んどいてよかったー。概要くらいならわかる。
fluentd Casual Talksはメンツからしてガチュアルな人たちが揃ってて恐ろしすぎていけなかったし。
ちなみにMySQLもよくわからないけど、頭の中でOracleに置き換えて頑張りました。

MySQLのクエリに対してEXPLAINをかけてFluentdでログを出すPerlモジュールを作ったけれど、始めにuse databaseが実行されていないとどのデータベースに対してEXPLAINをかけたらいいかわからないから、その判別をしたい、という内容でした。(あってるよね・・・?)

シャーディングしていたMySQLのデータベースを一つにした時に、テーブル名が全く一緒になるので判別しようがなく、困るということ。

そしてガチな方々からのまさかのバッドノウハウ連打
・SQLのコメントにデータベース名を書いてしまえば?→結果的にコメントはログに流れなかったので無理でした。
・SQLのWHERE句にそれとなく書いちゃう?

今のSQL文全部作り直しですやん・・・
と、思いつつ、それくらい逃げ道のない難しい話のようです。

このシステムはオンラインのWebアプリケーションということだったので、EXPLAINをかける前にどのデータベースを使っているのか問い合わせる別のWebアプリを間に挟むのはどうか、ということで落ち着きました。

その後、別の部分で「後置if」は何もデータが返らなかったりはまることがあるのでやめたほうがいいですよ、というありがたいお言葉も。
(Javaでいうところのぬるぽですか?)

そもそも「後置if」を使うという発想がなかった。。。
ワンライナーも見てる分には面白いんですが、後でメンテする人のことを考えるとどうしてもネストしたくなっちゃいますね。
それくらいには社畜ってことさ♪


◯LT
※これだと内容が全くわからないので、Slide Shareでリンクできるようになったら後で資料を貼りたいと思います。

@ytnobody さん
PerlではじめてDBを触った時の思い出話。
Class::DBIは難しいので、DBIx::SimpleでさっさとO/Rマッパーに乗り換え。
(Class::DBIは見た感じJDBC接続とあんまり変わらなくて、そんなに難しそうにも見えなかったのだけど・・・歳の差かねえ・・・)
その後、色々乗り換えたけど、今はTengがお気に入り嬢だそうです。

まかまかさん
趣味のPerl同人活動が何よりも重要なのであります!
今年の夏コミでブース出るそうです。みんな行ってあげてね!
 どんぞこ楽屋 日曜日 東U-10a

@toku_bass さん
MySQLの検証環境と本番環境の環境を一緒にしてくれる MySQL::Diffの紹介。

確かに検証環境だけ微妙に構成違ってたりして困ることはよくありますね。
Oracleだと面倒くさいのでエクスポート-インポートしちゃいます。


@hirobanex さん
TengがDBIと比較してどれだけ便利か、という詳しいお話。
こちらのLTでTengでSQL直書きできることがわかったので、かなり興味がわきました。
あとは・・・DBがOracleでもうまく動くといいなあ・・・

あと、YAPCにトークを書かれたそうなので、「いいね」してあげてくださいー
http://yapcasia.org/2012/talk/show/2c531ede-c1ac-11e1-860d-28556aeab6a4


◯発表資料



おまけ
今回の個人的名言:
「ぽすぐれはオワコン」 緩いライセンスなのに、なんで流行んないんだろうね
「バインド変数を使わないと、椅子が飛んできます」 ふじわらさん、こんなところまで 
「データベース」→「ダースベーダ」 その発想はなかった


2012年6月14日木曜日

INTEROP 2012 に行って来ました

6/13(水)に幕張メッセで開催されていたINTEROPに行って来ました。
ちなみに幕張メッセ、INTEROP共にお初でした。


↓2階から撮ったブースの写真。

















残念ながら企業ブースはあまり回れませんでしたが、講演をたくさん聞いて満足して
帰ってきました。


◯基調講演:サイバー攻撃と戦うために理解すべき5つの最重要トレンド
サム・カリー氏
講演内容は詳細に書くといけないかもしれないので、3行ですませます。(当たり障りのないところで)

・クラウド化で基盤が見えなくなってきているから、利用者(サービス提供者)は気をつけろ
・モバイル端末が増えたから社用目的の場合、管理者は気をつけろ
・組織だったハッカーはヤバい

<所感>
英語のプレゼンを生で聞きたかった・・・というのが正直な感想。
しかし、自身の英語力がないので仕方ない。同時通訳をがんばって聞きとりました。
講演者の方はさすがですね。ほとんどスライドを見ないし、プレゼン資料に書いていないことまで
ほとんど記憶していてお話されている。
話の内容が興味深いこともさることながら、プレゼンテーションの仕方も勉強になりました。
(ろくろの手つきがちょっとありました)


◯NTTコミュニケーションズ:ソーシャルとクラウド化がもたらす日本社会の変化と今後のあり方

クラウドやビッグデータが現実的になってきた今の時代にあわせて、政府がプラットフォームに
なりましょうというお話。
ここでは、Gov2.0という言葉が出てきました。
この言葉を作ったのは、Web2.0を提唱したティム・オライリーとのこと。
アメリカでは既に数年前から実際に導入している事例があるようです。

まず、自治体がデータやプラットフォームを用意して、後は開発者側で自由にiPhoneや
Androidアプリの開発を行ってもらいます。
自治体はそれらのアプリを公開して、ユーザから情報を自治体へ流してもらうようにします。
例えば、どこそこの道路に穴が空いているといった情報を写真と一緒に添付して報告して
もらえれば、いちいち人手をかけて道路のチェックなどをしなくてもよくなります。

日本ではこれまで実証実験型の開発が行われてきましたが、うまくいっていないという現実が
ありました。
(実験だけして、商用サービスに発展しなかった。ITゼネコンという言い方をされていました) 
Gov2.0が整備されると、日本の雇用形態も変わっていって、グローバルに活躍できる人、
単純作業をする人、グローカル(グローバルで起こっていることを国内に展開する)の三種類に
分かれるだろうということでした。

<所感>
クラウドとビッグデータは本当によく聞く言葉になったと思います。
特にクラウドに関しては数年前から言葉はありましたが、スマートフォンの普及やクラウドサービス
ベンダーの台頭によって本当に身近になりました。
SNSの発展具合と比較して、クラウドを利用したアイデア家電個人的にちょっと残念感が
ありますが・・・国内家電メーカーの底力を見せてほしいところです。

Gov2.0という言葉は恥ずかしながら今回初めて聞きました。
日本でも実現出来れば面白いと思いますが、法律を整えるのに時間がかかりそうな気が
します。あと、現状の公務員を減らせない気が・・・

また、今後は終身雇用制度の崩壊と共に、優秀な人材以外はどんどん年収が下がっていくと
はっきり言及され、身が引き締まる思いでした。
もっと自分自身に付加価値をつけていかねば。
(英語か・・・)


◯最新標的型攻撃の実態と効果が見える防御対策

通常のウイルス対策ソフトやIDSでは検知できないマルウェア検知する、FireEyeという製品の紹介。
最近の企業情報漏洩は内部犯行はほとんどなくなって、ハッキングの割合が高くなってきている
そうです。しかも、なかなか削除できない厄介なものが増えてきているとか。
FireEyeはシグネチャベースでなく推論型でマルウェアを検知するため、侵入検知が可能だそう
です。

おまけ:
一部で噂になっている、オライリーの缶バッジコンプガチャ・・・
一回300円でバッジが3個入っているらしいのですが、さすがに3個はいらないかなーと思って躊躇してしまいました。今となっては、やっておけばよかった。(ネタ的に)




2012年6月9日土曜日

【雑記】会社で技術を得るということ

今まで私は、「会社」というものは「組織が利益を得るために、社員が自身の保有するスキルを
生かして貢献する場所」であり、その「対価として給料を得ている」のだと考えていました。

少なくとも「職場は自分がスキルアップするための場ではない」と思っていました。
会社にいる間は単純作業であろうと何だろうと「仕事」をこなさなければいけないのだから、
与えられた仕事をより速く正確にこなすことが最重要だと思っていました。
(その考えは今でも変わっていませんし、社畜と言われても構いません)

「仕事」をこなすために必要なスキルはプライベートな時間を使った自主学習でやって、
会社でそのスキルを業務に生かすべきだと。


しかし、その考えは少し違っているかもと最近思うようになりました。

ここ2週間ほど、UNIX上で動く業務システムの環境設定(主にミドルウエア)をやっていましたが、
勉強になることの多かったこと。

これまでUNIXはほとんど触ったことがなく、最近ようやくLinuxをさくらVPSで触るようになった
ばかりなので、実際に手を動かしてみると色々とエラーの壁にぶち当たるのです。
そのうちエラー内容に対してもパッと勘が働くようになり、レベルは低いけど「少しは成長した
かな」と実感することもありました。


普通は定時間でも8時間は会社にいるのだから、その時間で仕事をこなしつつ、同時に
新しいことに触れられればそれは成長して当たり前ですよね。


どんな業務に携われるか、どんなプラットフォームのシステムに携われるか、流動的な
人員配置・ローテーションが可能かどうか、
会社から与えられる「環境」は重要なんだと気づかされた件でした。

その上で、今仕事で必要とされているスキルに優先順位をつけて自主学習を進めて
いけたらいいなと思っています。


<補足>
自分で勉強もしなければ、工夫もしない。与えられたことだけを何も考えずに淡々とこなす。
こういう人が増えたような気がします。
複数ファイルのGrep、文字列置換など、知っていれば1分で終わることを永遠と手作業で
1時間もかけてやるのはなんだかなあと思います。


会社の環境も大事ですが、それだけが全てではありません。